戦力分析/パース・ヒート
アンディ・カイル監督2年目のシーズン。2016/17シーズン14勝しかできず、現在のABLになってから初の最下位に沈んだチームを、昨季リーグ戦2位、セミファイナル進出まで立て直した。
チームの主力だったルーク・ヒューズら、昨季チーム打点の実に46%を稼いでいたバッターがいなくなった今季。若手とベテランが混在するチームを、再びプレーオフ圏内に導くことができるか。
【投手】
MLBロイヤルズ傘下のマイナーでプレーする左投手ロバート・ガルシア、U23ワールドカップ銀メダルメンバーの地元っ子ニック・ヴィールら若手中心の先発陣。ブルペンには17/18セーブ王のキャメロン・ラムが控え、レイズ傘下から加入の196センチ左腕クリストファー・サンチェスもリリーフに回る。
【野手】
ルーク・ヒューズの穴は、若手とMLBタンパベイ傘下から派遣されてきた選手で埋めることになりそう。ブリュワーズのプロスペクトで、昨季スコアリングポジションの打率5割、34打点の半分は二死から打ったジェス・ウィリアムズを九番、ランナー二、三塁での打率.415というティム・ケネリーを一番に置く“恐怖の下位打線”(?)も見どころだ。
【注目選手/ピート・コズマ内野手】
ABL開幕直前、パースと契約した元メジャーリーガー。カージナルス、レンジャーズ、ヤンキース、タイガースと渡り歩き、11年にはカージナルスでワールドチャンピオンに輝いている。バッテリー以外、どこでも守れるというユーティリティー・プレーヤー。ABLでも第1ラウンドはサード、ショートを守った。
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