season preview3 シドニー・ブルーソックス
昨季は途中までプレーオフ圏内にいながら、1月に失速。3季連続で、プレーオフ進出を逸した。特にブリスベン、パース、キャンベラという上位3チームに3勝21敗と大幅に負け越したのが痛かった。
今季はチーム増に伴い、2つの地区制に。シドニーと同じ北東地区には天敵(?)ブリスベンとキャンベラが入った。この2チームとの対戦が40試合中16試合。これを少なくとも5割で乗り切らないと、プレーオフ圏内は難しい。
【投手】
昨季のチーム防御率7.01は、リーグワースト。先発陣にケガ人が多く、苦しいシーズンになった。今季は元オリックスのイタリア人投手アレッサンドロ・マエストリ、元東京ヤクルトの中島彰吾、188センチの長身サブマリン、ギャレット・グラニッツ、キャンベラから復帰のリリーバー、タイラー・ヘルらを補強し、失点減を目指す。
【野手】
キャンベラでかつてリーグMVPに輝いたジャック・マーフィーを、新装なった投手陣の女房役として獲得。新ABLのスタート時からプレーするベテラン一塁手、ジョシュア・マーフィーがチームをまとめる。
昨季はリーグ2位の出塁数(296)ながら、そのランナーを返せず、得点力不足に泣いた。今季は総力上げ、得点アップを図る。
【注目選手/ギフト・ンゴエペ】
17年、ピッツバーグでメジャーデビューを果たし、史上初のアフリカ大陸出身のメジャーリーガーとなった。マイナーでは主にショートを守ったが、メジャーではセカンドの守備に就くことが多かった。米国時代の課題はミートの確実性。ブルーソックス・ファンへの一足早い“ギフト”になるか。
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