2019/20 ABLチーム紹介【北東地区】

Auckland Tuatara (Auckland Tuatara) – Photo SMPIMAGES/Baseball Australia. Action from the Australian Baseball League 2019/20 Round 1 clash between the Auckland Tuatara v Perth Heat played at North Harbour Stadium, Auckland New Zealand.

Brisbane Bandits(ブリスベン・バンディッツ)

【2018/19成績】
25勝15敗=北東地区1位

【チーム紹介】
昨季ABLチャンピオンシップを制し、4連覇を成し遂げた。監督はMLBで捕手として活躍し、2000年中日に在籍したディンゴことデビッド・ニルソン。オーストラリア代表監督も兼任するニルソン監督以下、先ごろ行われたプレミア12の代表選手を9人擁する贅沢なチームである。それ以外にも先季のVメンバーがほぼ残り、ほとんど穴は見当たらない。強力打線を、“バッター有利”な本拠地が後押し。他球団は「栄枯盛衰」の言葉を信じ、戦うのみか。

【マメ情報】
かつて福岡ソフトバンク・今宮健太、中村晃、牧原大成らが所属。今季FAで話題の福田秀平も派遣された。17/18年は北海道日本ハム・杉谷拳士が単独で参加した。

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Sydney Blue Sox(シドニー・ブルーソックス)

【2018/19成績】
25勝15敗=北東地区2位

【チーム紹介】
新監督シェーン・バークレーは2004、05シーズンにニューサウスウェールズを率い、二度の優勝を果たしたベテラン監督。ABLオリジナル6チームのうち、唯一チャンピオンシップシリーズ経験のないシドニーを、初のチャンピオンシップに導けるか。昨季、チーム防御率3.20はリーグ1位。ブリスベンとは逆に“投手有利”の本拠地ブラックタウンを味方にし、プレーオフ突破を狙う。

【マメ情報】
先発ローテーションの柱、アレックス・マエストリはイタリア出身。12年四国IL・香川、12年から15年オリックス、16年BC・群馬に在籍した。ABLでは11/12年、ブリスベンでもプレーしている。

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Canberra Cavalry(キャンベラ・キャバルリー)

【2018/19成績】
23勝17敗=北東地区3位

【チーム紹介】
昨季より横浜DeNAと戦略的パートナーシップを締結。今季もDeNAから4選手が派遣されている。昨季4勝を挙げた今永昇太は抜けたが、オーストラリア代表で先のプレミア12で日本戦にも先発したドュシャン・ルジックが、メルボルンから移籍。37歳のベテラン右腕が、昨季メルボルンで見せたような力を発揮できれば、投手陣の厚みは健在か。一方打撃時には昨季、アウエーでのチーム打率.212、ホームではリーグトップの.307と完全な内弁慶ぶり。今季はアウエーでも打ちたい。

【マメ情報】
右腕投手のスティーブン・チェンバースは12年の大和侍レッズに始まりBC・新潟、四国IL・香川でプレー。日本語に堪能で、横浜の選手たちの通訳を務めることも。外野のデビッド・キャンディラス(プレミア12オーストラリア代表)も新潟、四国IL・愛媛でプレー経験があり、日本語を少し話せる。

【日本人選手】
横浜DeNA・大貫晋一(投手)、阪口晧亮(投手)、笠井崇正(投手)、平田真吾(投手)

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Auckland Tuatara(オークランド・トゥアタラ)

【2018/19成績】
14勝26敗=北東地区4位

【チーム紹介】
ニュージーランド唯一のプロ野球チームとして、昨季からABLに加入。初年度の昨季は、ナイター設備のない仮本拠地・マクリード・パークで3ランド、残りの7ラウンドをオーストラリア遠征でというハードなスケジュールも加わり、地区最下位に留まった。今季は本拠地ノースハーバー・スタジアムが完成。ようやくホーム・アウエーを半々で戦うことができる。昨季チーム防御率5.11とワースト2位だった先発投手陣をどう建て直せるかが、浮上のカギになりそうだ。

【マメ情報】
新本拠地ノースハーバー・スタジアムは1997年に建設された競技場でラグビー場、サッカー場、コンサート会場としての機能を持つ。11年にはラグビーワールドカップの会場として4試合が行なわれた。今季からラグビー、サッカーがオフの夏季のみ、グラウンドを一部改築し、野球場として使用する。

【日本人選手】
LAドジャース傘下・北方悠誠(投手)、BC福井・高橋康二(投手)、同・小澤将伍(投手)、奥本涼太(投手)

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