今シーズン、ABLが変わる!
2018/19年シーズン、ABLが大きく変わる。
昨季まで8シーズンを戦った6チームに加え、オーストラリア国外から2チームが参戦する。
うち1チームは隣国ニュージーランドから。もう1つは韓国チーム『ウインターボール・コリア(Winterball Korea)』で、06年、07年にNPBの千葉ロッテマリーンズの春季キャンプ地だったヴィクトリア州ジーロング(Geelong)を本拠地とする。
このエクスパンションに伴い、リーグ戦の開催方式も従来の6チームによるリーグ戦ではなく、サウスウエスト地区4チーム、ノースウエスト地区4チームに分けての地区制に変更する。10週間に及ぶリーグ戦で、計160試合が行われる予定。
またノースウエスト地区のキャンベラ・キャバルリー(Canberra Cavalry)がこのほど、NPB横浜ベイスターズと戦略的パートナーシップを締結。ベイスターズ側がNPB公式戦後、選手とスタッフをキャバルリーに数名派遣することが決まった。キャバルリーには2011/12シーズン、阪神タイガースが秋山拓巳投手らを派遣したことがある。
なおNPBチームが自チームの球団スタッフを、ABL球団フロントに派遣するのは、今回が初めて。
【ONE POINT】
ABL各球団スタッフのほとんどは、アメリカからやってくるインターン。アメリカの大学でスポーツビジネスやメディアについて学び、インターンとして球団経営に参加する。昨季、埼玉西武ライオンズが森友哉選手らを派遣したメルボルン・エースズ(Melbourne Aces)には、韓国から「国費でインターンをしに来た」という球団運営スタッフもいた。今回のベイスターズ・スタッフ派遣は、ABLスタッフ側にとっても良い勉強になりそう。