アデレード・バイト球団幹部来日

都市対抗観戦中の(写真左から)アデレードのエグゼクティブ・ゼネラル・マネジャー/シェーン・スモラコンムさん、同ゼネラル・マネジャー/ネイサン・デイヴィソンさん、同データ分析担当/ハナ・フィッセルさん、関東地区大学準硬式野球連盟理事長・山田善則さん

 

このたび来日していたABLアデレード・バイトの一行が6日間の日程を終え、7月16日、帰国の途に就いた。

一行は過去2シーズン、選手派遣を受けているHondaの野球部グラウンドや室内練習場などの施設を視察。アデレードの一員としてプレーした選手たちと、旧交を温めた。また、同日Honda狭山工場を訪れ、乗用車の製造ラインを見学した。

Hondaとは2019/20シーズンの選手派遣に関するミーティングが行われ、今季も複数選手の派遣が決定。詳細については、これから詰めていくことになる。また一行はHonda、Honda鈴鹿、Honda熊本の3チームが出場する都市対抗大会の開会式とHonda鈴鹿、Hondaの初戦を観戦。両チームとも初戦敗退と残念な結果に終わったが、都市対抗独特の雰囲気を楽しんだ。

今回、一行は日本プロ野球機構(NPB)を訪問し、オールスターゲームも観戦。ブリスベン(現在は派遣なし)、メルボルン、キャンベラ、オークランドの成功例に倣い、今後、新たなNPBチームからの選手派遣を目指すという。

加えて20/21シーズン、女子のABL(Women’s Australian Baseball=WABL)設立に向け、現在世界唯一の女子プロ野球リーグであるJWBLのオールスターゲーム視察を行った。WABLもABL同様、複数の外国籍選手獲得を予定しており、こちらも将来の派遣に向け、働きかけを始めている。

また、昨年アデレードで交流試合 “JUNKO winter league in Adelaide”を共に開催した関東地区大学準硬式野球連盟と、今季の交流試合についての話し合いもなされた。昨季は中央大、法政大、慶應大の3大学が遠征し、アデレード・バイトとリーグ戦を行い、大盛況。今季は関東学連選抜、東京六大学選抜、神奈川選抜の3チームが11月、アデレードに挑戦することが決まった。

束の間のフリータイムには渋谷交差点や原宿、明治神宮を訪れ、東京の街を楽しんだという一行。実り多き6日間になったようだ。

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